ことば遊び絵本

「ことば遊び」には色んな種類があります。
 
「しりとり」
りんご→ごりら→らっきょう→うさぎ…

なんだか家族旅行での車や電車の中の様子が
頭に浮かんできました。
飽きることなく何度も繰り返した思い出。

最後に「ん」がつかないように知恵をしぼり、
同じことばを繰り返さないために記憶力、フル活動。

「る」から始まるしりとりは難しい!

「早口ことば」
なまむぎ なまごめ なまたまご ♪
子どものころ、新しいネタを仕入れては、
誰かに披露するのが楽しみでした。

そう言えば何年か前のこと、
「ロシアの殺し屋、おそろしや」とか
「コロッケ、まっくろっけ」とか
新しい(新しくない?)早口言葉聴いて大笑いした記憶が(笑)


ことば遊びには、他にはどんな遊び方があるのかな?と思ったら、
ぜひ開いて見ていただきたいのが、


和田誠さんの『ことばのこばこ』

瑞雲舎から復刊刊行してからでも20年のロングセラー絵本です。
小学校の教科書でもご紹介していただいてますから、
ご存知の方もたくさんいらっしゃることでしょう。

この絵本には、ことば遊びがなんと18種類!!
 
遊び方のバリエーションがたくさんあることも凄いですが、
もっとすごいのは、
ことば遊びが、「絵」と一緒に楽しめるように工夫されているところ。

というより、「絵」があることでより一層ことば遊びが楽しくなるようにつくられているところ。
これぞことば絵本の王様です。




ほら。

絵があるから楽しさが体感できるって思います。


わたしが一番好きなのは
「擬音語あそび」

これは日本語でないと、なりたたない遊びのようです。
日本語ほど擬音語が豊かな国って、他にあまりありませんから。




すごい!!
名詞を、二回繰り返すと全然意味の違う擬態語、擬音語になっちゃう!
 
絵がついているから、小さい子どもでも十分楽しめます。
自分でも作れそう。

残りの16種類のことば遊びは、ぜひ本を手にとってご覧ください。


進学、入学のこのシーズンプレゼントにも嬉しい絵本です。
家族みんなで、ことば遊びを楽しんでみてください。

日本語って面白い!
ことばって楽しい!
 
日本語がだいすきになる絵本
『ことばのこばこ』(和田誠:作 瑞雲舎)



 
zuiunsya * おすすめ絵本 * 13:44 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ウェールズのクリスマスの想い出

この頃は11月の声を聞いた頃から、街の中がクリスマスにデコレートされはじめ・・・、

道を行くだけで何となくワクワクしてしまいます。
書店さんも、クリスマスの絵本がたくさん並び始めました。



瑞雲舎では、クリスマスと言ったら、この絵本。



(2008年に書いたブログなのですが、再掲します。)




『ウェールズのクリスマスの想い出』
ディラン・トマス:文
エドワード・アーディゾーニ:絵
村岡 美枝:訳
松浦 直己:監修



ディラン・トマスは、20世紀初頭のウェールズが生んだ天才詩人です。

生まれ育ったウェールズを深く愛したディラン・トマスが描くこの作品は、
1945年12月にBBCラジオで朗読されました。

1945年と言えば、ちょうど第二次世界大戦が終了した年。



やっとやってきた平和なクリスマスに、
彼のこよなく愛するウェールズのクリスマスの光景を描いたこの作品は、
ラジオで流れると広く大衆に受け入れられて、ウェールズでは今でもクリスマスになると、
朗読され続けているそうです。



冷たい空気の中、降り積もった雪の上を頬を赤くした少年達が、
歓声をあげながら雪球を投げている様子や、
温かい部屋で、うず高く積んだ石炭の火がパチパチはぜている暖炉の温かさ、
鳥の丸焼き、ブランデー、クリスマス・プディングやミンスパイの匂いなどがいきいきと
綴られています。


何か特別の事件があるわけではないけれど、次の文章から始まるこの本は、
いつもと変わらないおだやかなクリスマスの日常が、平和であることの幸せを伝えているように思います。



『ぼくが子どもの頃、この海辺の町にやってくるクリスマスは、いつの年も、とてもよく似ていたし、寝入りばなに、かすかに聞こえてくる誰かの話し声のほかは物音ひとつしなかった。

だから昼も夜も雪が降り続いたのが、十二才のときの六日間だったのか、六才のときの十二日間だったかなんて、ちっとも覚えていないんだ。』



シックな色調のイラストはアーディゾーニ(1900-1979) 
彼は数々の名作絵本の製作および挿絵を手がけており、『孔雀のパイ』(瑞雲舎刊)では、
イギリスの天才詩人、デ・ラ・メアの詩に挿絵を書いています。


「クリスマスの想い出は、いくつもの雪の玉となってころころと、英語とウェールズ語をしゃべる海へと転がっていく。寒がりのせっかちな月が、ぼくらのよく遊ぶ坂道のような空をかけ下りていくみたいに。想い出の玉はみんな、魚も凍えさせる氷の波打ちぎわに集まってくる。」


「クリスマスの夜はいつも、家には音楽があふれていた。おじさんの一人がヴァイオリンを奏で、いとこが『まっ赤なさくらんぼ』を歌い、別のおじさんが『ドレイクの太鼓』を歌った。小さな家の中は、とてもあたたかだった。」


なんて、すてきな文章でしょう。


誰かの為にだけではなく、自分のためにも声に出して読んでみたい絵本です。



平和なクリスマスでありますように。
zuiunsya * おすすめ絵本 * 15:50 * - * trackbacks(0) * pookmark

3学期に読み聞かせして欲しい絵本

 『わたしとなかよし』  ナンシー・カールソン:作  なかがわちひろ:訳



以前にも、何回かこのブログでご紹介させていただいていますが・・・

http://blog.zuiunsya.com/?search=%A4%EF%A4%BF%A4%B7%A4%C8%A4%CA%A4%AB%A4%E8%A4%B7

今年も3学期に入って、あちこちの方から、

「もうすぐ卒業していく6年生への最後の読み聞かせでつかいました。」
とか、
「最後の読み聞かせに読みます」

というご報告をいただいています。

この可愛いブタさんが表紙の絵本、どんな内容かと 言うと

ブタさんは自分のことが大好きです。

自分がだいすきだから、自分を大切にします。
ちゃんと歯磨もするし、毎朝、鏡に向かって「今日もかわいいね」と声をかけてあげます。

元気が出ないときは、うんと楽しい事します。

失敗しても大丈夫。
へっちゃら へっちゃら と励ましてあげます。



「わたしは いつも わたしと いっしょ ね、すてきでしょ」と結ばれる

この絵本が伝えたいこと。



それは、

「自分を大切にしてね」  ということ。

そして、

「いつまでも自分を大好きでいてね」

という、願いにも似たメッセージです。



これから色んな段階の道へ旅立っていく子ども達へ、

「思いがけないつらいことに出会って、自分を大切に出来そうにない日にぶつかることもあるかもしれません。
だけど、どんな時でも自分の事を大好きでいてね。自分を大事にしてね。」

と、伝えたい。


人間は自分を大切にする深さまでしか、他の人の事も大切にはできないと言います。

自分の事を大好きでいることは、もしかしたら今の世の中、結構大変なことかもしれません。



だからこそ、これからもずっと自分の事を大好きでいてね。

と伝えていく事が、とっても大切だと思います。


読み聞かせの私たちの気持ち、子ども達の心に直球で伝わってくれますように。





zuiunsya * おすすめ絵本 * 17:54 * - * trackbacks(0) * pookmark

夏休みの読書 その


『はんぶんのおんどり』
作:ロッシュマゾン
訳:山口智子(やまぐち ともこ)
絵:堀内誠一(ほりうち せいいち)

ロッシュマゾンさんは、『リスのゲルランゲ』シリーズが有名なフランスの児童文学作家です。

おとうさんが、2人のの息子に「わずかな”ざいさん”のことで、けっしてけんかなんかしないように、仲良くなにもかも半分ずつわけなさい」と言い残して亡くなりました。
でも、けちんぼのお兄さんが、なにもかも一人じめしたあげくに、自分は金貨を100枚とるかわりに、弟のステファヌには王様がおとうさんに払っていない給料を証明することを書いたかきつけを渡したのでした。その上、2人にすっかりなついていた、かしこいおんどりを、まっぷたつに切ってしまいました・・・。

おんどりがはんぶん!?

この半分になってしまったおんどりの、まあなんとかしこいこと。
半分に切られたことで、前より頭のはたらきがよくなり、しかもしゃべれるようになったのです。

そして、はんぶんのおんどりジョーとステファヌは、お金を払ってもらうために王様に会いにでかけることにしたのです。

旅の途中で、ふたりは火や水や風をおともにし・・・。

まっぷたつにされても生き残るのですから、このおんどりただものじゃありません。「まほうつかいの上をいく」すごさです。
このパワーが楽しい。
どんなにすごいかは、ぜひご一読を。

おんどりといえばフランスのシンボル。サッカーやラグビーのナショナルチームの胸章にもなっていたり。
教会の鐘つき堂の上に飾られていたり、ヨーロッパに行くとおんどりの飾り物よく目にします。挿絵の堀内さんの描かれた、はんぶんのおんどりも色彩豊かでとってもおしゃれです。
zuiunsya * おすすめ絵本 * 15:33 * - * trackbacks(0) * pookmark

てのひら遊び

六月もそろそろ終わりに近づいてきました。

毎日暑い日が続きますが、水分をしっかりとって夏バテしないように気をつけて下さいね。

今日は夏に向けてお勧めの絵本を紹介したいと思います。
てのひらで描かれたどうぶつ達が出てくる「てのひらどうぶつえん」です。

なんとこの絵本は、主人公のぼくと家族、登場するあらゆる生き物達。どれもみんな手形で出来ているんです。

ある日ぼくはかぞくみんなとどうぶつえんに遊びに行きます。
そこには沢山のどうぶつ達が楽しく暮らしているのです。

手形で描いたとは思えない生き生きとした動物達。
POPな色合いが目を引きます。


へぇ〜てのひらで書いたんだ〜

なんて思っていると、最後のページにどうぶつ達の書き方が出てきます。

でも、なんか汚されちゃったら嫌だな〜 

と思うかもしれません。一番最後のページを見てみてください。
てのひらが印刷されているのです。
そこに水性ペンで書いたり消したり出来る様になっています。

一つの手形から、子どもによって色々なものが生まれてくるかもしれません。

本来、手形遊びなど、直接皮膚からの刺激を受ける事は子どもの健康にプラスの効果をもたらしてくれるそうです。

まず、感触を楽しんで、そこから創造力と想像力が広がっていく。

夏休みのお家遊びや、学校や幼稚園、保育園での工作でも楽しめる絵本としてもお勧めです。

どうぶつえんに行ってみて、あっ!!なんて見比べてみたり観察してみると新しい発見が出来るかもしれません。

私は変わった動物が好きなので(なまけものとか)、上野動物園に行って面白い動物を見つけて挑戦してみようかな〜なんて思います♪

(かすや)







zuiunsya * おすすめ絵本 * 14:39 * - * trackbacks(0) * pookmark

梅雨の季節になりました

いよいよ本格的に梅雨の季節に突入しました。

じめじめ、どんよりした日が続き、お家にいる時間が多くなる季節。


そんなときはゆっくりと机に向かってお手紙を書いてみるのはどうでしょう。
好きな絵柄のカードに、普段面と向かって言えない事を思い切って書いてみたり、あまり会えない人に筆をとって言葉を綴ってみると、なんだか温かい気持ちになっていく様な気がします。


瑞雲舎では、「ちびくろ・さんぼ」のポストカードブックをはじめ、堀内誠一さんの「たろうのばけつ」、渡辺あきおさんの「きみとふたりで」のポストカードブック、他にもいくつか発売しております。


もうすぐ父の日。お父さんへのプレゼントにちょっとしたメッセージを添えてみるのもいいかもしれません。  (かすや)



『たろうのバケツ』(著・堀内誠一)


『きみとふたりで』(著・渡辺あきお)
zuiunsya * おすすめ絵本 * 17:05 * - * trackbacks(0) * pookmark
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