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『泥かぶら』伊藤秀男先生との対談報告

 絵本『泥かぶら』イベント第二弾!
無事に終了しました。そのご報告です。


10月13日に、名古屋の絵本専門店リトルベアさんが、
ステキな会を開いてくださいました。
  



『泥かぶら』
原作:眞山美保 文:くすのきしげのり 絵:伊藤秀男 瑞雲舎


絵を描いてくださった伊藤秀男先生と瑞雲舎 井上みほ子で対談をさせていただきました。




第1部では、瑞雲舎 井上が『泥かぶら』を中心にしたお話会をしました。





第2部がメインイベント。
お待ちかね、伊藤先生との対談でした。

『泥かぶら』制作秘話をたっぷり伺いました。

絵本の中のリアリティーについて、
いまさらですが、なるほどと頷くお話がいっぱい。



『泥かぶら』、どのページを開いても日本の原風景とも言える、美しい景色が背景に描かれています。
信州への取材を基にして描かれたとか。

最初の方に出てくる遠くの山は、春先なので雪をかぶっているけれど、
ページが進むにつれて次第に季節は巡り、
「泥かぶら」と旅のおじいさんが出会うシーンでは、
梅雨間近なのかシャガの花が開きだしている・・・。

登場人物の描き方にも先生のリアリティーのこだわりがいっぱい。

「泥かぶら」舞台では家もなく、打ち捨てられたような子どもなのだけれど、

何か食べていただろう、
寝る場所くらいはきっとあったはず。
村人のなかには、助けてくれた人もいたかもしれない・・・。
伊藤先生の思いが、
さりげなく、あちこちに描かれています。

お地蔵様の前の供物から一つ頂いたらしく、それを食べている様子や、
こずえが訪ねてくる「泥かぶら」のねぐらの絵は、伊藤先生のリアリティーの賜物。


そうそう!
このこずえが訪ねてくる場面ですが、
モデルは奥様にお願いされたとか。


こずえが「泥かぶら」に櫛を手渡しているところです。

こずえは、きっと「泥かぶら」の手をとって櫛を渡したのに違いない、と。
だから、絵はそんな風に描かれています。

お手元に、もしこの『泥かぶら』があったら、ぜひ開いてみてください。
ここに描かれている情景が、テキストそのままの絵なのではなくて、伊藤先生の『どろかぶら』物語になっていることに気がついて、なるほど!と、納得されることでしょう。

一読しただけでは気がつかないかもしれません。

ストーリーを追うだけでなく、じっくり絵を味わっていただきたいなあと思います。





終了後は、いらしてくださった皆さんへのサイン会。
一冊ずつ、カブの絵も書いてくださいました。

これが、とってもオシャレ!
ここにお見せできないのが、残念です。



いらしてくださった皆さん、大満足だったことと思います。


ここには書ききれないステキなお話をいっぱいお聞きしました。
とっても幸せな時間でした。

リトルベアさん、主催してくださった「おはなしシェアリングの会」のみなさま、伊藤秀男先生
ほんとうにありがとうございました。
zuiunsya * イベント * 22:17 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

コメント

もうねぇ。そういうお話を聞く度に、わたし、なんてことを口に出してるんだろうと思います。「えほんをつくりたい」なんて!

あと10年生きてるかわからないのに、今からそんな生意気なことをしたいなんてねぇ。

伊藤先生のお話、聞きたかったです。残念! 名古屋、近いのにっ。
Comment by ととろん @ 2012/10/31 2:06 AM
ととろんさん

コメントありがとうございます。
そんなこと言わないで頑張って!

名古屋いらしていただきたかったなあ。
1時間が夢のように過ぎました。

プロがプロと呼ばれる所以をお聞きしたような気がしました。

Comment by ずいずい @ 2012/10/31 10:25 PM
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