クリスマスには絵本を贈ろう

プレゼントと言って思い出す絵本に、
アーディゾーニの『あかいえのぐ』があります。
        
   (エドワード・アーディゾーニ:作 津森優子:訳)

 

サラとサイモンのお父さんは画家です。

とても良い絵を描くのですがなかなか売れません。

家族は貧しい暮らしをしていましたが、

いつも仲良く暮らしていました。

 

お金が足りなくなるたびに、色んなものを売ってその場をしのいで

いたのですが、ある日とうとう何も売るものがなくなってしまいました。

 

お父さんが今描いている傑作さえ売れれば、なんとかなるのに。

 

 

明日までに描き終えれば買うという人がいたのです。

でも、最後の仕上げに使う赤い絵の具がありません。

 

お父さんは、子ども達に画材屋さんに頼めと、

お使いに出すのですが、絵の具はもらえませんでした。

 

その夜は、家族みんな悲しい気持ちでいっぱいでした。

明日からどうしたら良いのでしょう。

 

ところが!

次の朝、素晴らしいプレゼントが届きました!

 

 

つらい出来事が起こって絶望の中で身動きが取れない…、

人生には、そんな時もあるかもしれません。

 

でも、一晩眠って夜が明けたら、思ってもいなかった

奇跡のようなことが待っているかもしれなません。

子ども達には、今が最低! な気持ちになる日があっても、

絶望の変わりに「きっと明日こそ」という希望を持って欲しい

と願います。

 

1冊の絵本は、色んなことを語ります。

 

読み終わった後で心に響いた出来事は、記憶のどこかに必ず残ってくれる。

いつか苦しい気持ちになった時に、

「サラたちのような奇跡が起こらないとは限らない!」と、

呪文のように唱えてもらえたらいいなと思います。

 

この本を読むと、いつもそんな気持ちになります。

 

絵本の中には、ひとたびページを開いたら、中にたくさんの夢や愛が溢れていて、

一生の宝物になるような作品が沢山あります。

 

大好きなおもちゃも嬉しいけれど、素敵な絵本は一生の宝物です。

 

クリスマスまであと3日。

 

クリスマスには絵本を贈ろう!

 

 

 

zuiunsya * - * 15:55 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

クリスマスには絵本を贈ろう

子ども達は、サンタクロースにお願いするプレゼント、

今年はもう決めたかしら。

ゲームかな?

おもちゃかな?
本や絵本をお願いした子はいるかしら。
本や絵本をプレゼントしてくれるサンタクロースも沢山いてくれるといいな。
誰かに何かをプレゼントするって案外難しいことです。
なんでもいい、ってわけにいきませんから。
そんな事を考えていたら、この本のことが頭に浮かびました。
『みにくいおひめさま』  
フィリス・マッギンリー:作 まさきるりこ:訳 なかがわそうや:
なにもかもめぐまれたお姫様なのに、残念なことに
エスメラルダは美しくありませんでした。
そんなエスメラルダを、魔法使いでもない町の普通の人、
グッドウィル夫人が美しくしてくれるといいました。
そして、グッドウィル夫人の家で5人の娘達とくらしているうちに、
エスメラルダの中のなにかが変わり、奇跡がおこりました。
      
美しいってなに?
どうしたら美しくなるの?
そんな事を考えさえてくれる童話です。
さて、このおはなしにはエスメラルダを美しく変える
3つの魔法が書かれているのですが、
3つ目、最後の魔法は「プレゼント」がおこしてくれます。
明日は、5人姉妹の末っ子、エコーの誕生日。
皆が、エコーの為に贈り物を用意しているのに、
エスエラルダだけはしょんぼりしていました。
エコーのための贈り物を考えつかなかったのです。
でも、眠れぬ夜をすごしたエスメラルダは、
やがてあるプレゼントを思いつきました。
そして、そのプレゼントをエコーに手渡した瞬間、
エスメラルダに最後の魔法がおこりました。
読んでいて、ちょっとうるっときてしまいました。
エスメラルダ、良い子です。
    
「人に喜こんでもらえる」ものを選ぶ、考える。
誰かが自分の為に時間を割き、一生懸命考えてくれた
「プレゼント」
それはもう、本当に嬉しいですね。
プレゼントは贈られる「物」だけではなくて、
その中にある、たくさんの思いや愛が喜びを運んでくれるのでしょう。
今年のクリスマスは、あなたが選ぶ絵本、本をプレゼントにどうぞ♪
zuiunsya * - * 17:54 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

クリスマスには絵本を贈ろう

12月6日の朝日新聞朝刊(東京版)で、

「クリスマスに贈る絵本」という広告企画があり、

瑞雲舎からは『おとうさんねずみのクリスマスイブ』

を掲載してもらいました。

 

 

(クレメント・ムーア:原作/ダニエル・カーク:文と絵/わたなべてつた:訳)

 

 

久しぶりの広告掲載ということもあり、

火曜日の朝は、ワクワクしながら朝刊を開きました。

 

 

 

思いのほか大きな広告ページに

『おとうさんねずみのクリスマスイブ』

の表紙を見つけておおっ! と嬉しくなりました。

 

と、それと同時に、その広告ページの真ん中に、

「クリスマスに贈る絵本」というキャッチコピーがあって、

その文字を見ていたら、色々思い出して大変懐かしくなりました。

 

 

 

子どもの頃、私の住んでいた北海道の故郷には、

町の中心街に道路を挟んでほとんど向かい合わせに、

本屋さんが二軒ありました。

 

クリスマスの時期になると、店の外にまでクリスマスの曲が大音量で流されていて、

前を通っただけで胸がドキドキしたものです。

今年は、どんな本がもらえるだろう…。

 

クリスマスの当日は、お店の人がサンタクロースに扮装して、

沢山のプレゼントをそりに乗せて、雪道を引っぱって歩いていました。

 

 

その人たちが、自分の家に来てくれるをどれだけ待ったことか。

 

そうして、やっと我が家の番になって「メリークリスマス!」の声と一緒に、

クリスマスの包装をされた本を手渡されるのが、その年一番の嬉しい出来事

でした。

 

本物のサンタクロースがやってくるとは、考えた事もなかったけれど、

(その時代、サンタクロースの話なんて誰もしてくれませんでした)

本屋さんがサンタクロースの格好で本を届けてくれるのが、

確かにクリスマスの大きなイベントだったのです。

 

 

 

今年のクリスマスも沢山の子ども達が、

サンタさんに色んなプレゼントをお願いしている事でしょう。

 

お願いしたプレゼントも嬉しいけれど、

身近な人が、心をこめて選んでくれたプレゼントも嬉しいはずです。

 

 

長く何度も読み返したくなる絵本や本を、

ぜひ子ども達にプレゼントしてあげて欲しいなと思います。

 

本は、すぐに読まれることがなかったとしても、

ずっと本棚に残り、いつか必ずその子の必要となった時にページが

開かれるのを待ってくれるはず。

 

 

 

そんな事を考えてしまいました。

 

私の故郷の本屋さんは、二軒ともお店をやめてしまったそうです。

あの、わくわくドキドキのクリスマスのサンタクロース、

もう待たれる事もないのかと思うと、本当に残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

zuiunsya * - * 17:25 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

堀越千秋さん ありがとうございました。

スペイン在住の画家、堀越千秋さんが、

マドリードで10月31日にお亡くなりになりました。

 

まだ67歳の早すぎる悲報に、ただただ戸惑うばかりですが、

心からご冥福をお祈りしたいと思います。

 

 

瑞雲舎では、

遠野の昔話絵本『ふるやのもり』の絵を描いて下さっていました。

 

『ふるやのもり』(鈴木サツ:語り/堀越千秋:絵)

 

どの場面も、力強い線とあでやかな色彩で描かれた素晴らしい絵本です。

 


青く描かれた馬は神々しいばかりに美しく、
確かにこんな美しい馬なら、盗人もオオカミも盗みに

忍び込みたくなったであろうと思わせます。

 

 

文章が全て遠野弁で書かれたこの絵本。

絵を見ながら声に出して読んでみると、その迫力に不思議な世界に入り込んだような

気持ちになります。

 

 

オオカミはあくまで恐ろしげです。

こんなすごいオオカミの出てくる絵本、他に見たことがありません。

 

 

 

 

「ふるやのもりァ来だ」の声に必死で逃げ出す

オオカミと盗人。

一冊を通して、どの絵を見ても渾身の作品です。

 

 

 

 

今、見てもまったくなんて絵本だろう!

と驚嘆します。

 

今まで、いったい何度この絵本を読ませていただいてきたことか。

読むたびに、聞いてくださる方々の目が絵に釘付けになっているのを、

ひしひしと感じていました。

遠野の言葉が耳に難しくても、この絵が見る人を、お話の世界へと引きずり込んでいくのを、

すごいことだと感じていました。

 

こんな素晴らしい作品を残していただいた事、

心から感謝しております。

堀越千秋さん、素敵な絵本を描いて下さってありがとうございました

zuiunsya * - * 17:12 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

新潟県長岡市で、絵本『LIFEライフ』が子ども達へ寄贈されました。

先日、新潟県長岡市内の小学校、児童福祉施設あわせて63施設に、

弊社の絵本『LIFEライフ』が寄贈されました。

 

10月6日には、その贈呈式が行われたそうです。

 

 

『LIFEライフ』(くすのきしげのり:作/松本春野:絵)

 

 

贈ってくださったのは「長岡ベンチャークラブ」の皆様。

 

 

 

「長岡ベンチャークラブ」さんは、

地域社会の発展のための様々な慈善活動をされており、

 

その活動のひとつとして、

長岡市内の小学校と児童福祉施設に絵本を寄贈する

「絵本寄贈事業」をされていらっしゃるのだそうです。

 

今年は『LIFEライフ』を入れて計2冊を63施設に贈られたそうです。

寄贈式の様子を知るには ⇒こちら

 

 

 

実は今回、寄贈にあたり作者であるくすのきしげのりさんから、

長岡市の皆様に宛ててメッセージをいただきました。

 

 

 

作品にこめられた思いや、

この本を寄贈される長岡市のみなさんへの思いが綴られた

心温まるメッセージです。

 

寄贈式では、選書にも関わってくださった、

「ちいさな書店 little books」の店主さんで、

絵本セラピストでもある ひろかわかよこさんが、

本の読み聞かせをしてくださったのだとか。

 

そして、このくすのきしげのりさんからのメッセージは、

 

本を手にする子ども達皆が読めるようにと、

本の裏表紙に添付してくださっているとのこと。

 

 

本当に嬉しく有難いできごとでした。

たくさんの子ども達が、『LIFEライフ』を読んでくれますように。

 

 

”人が生きるということは、楽しいことや、うれしいことや、

幸せなことがある反面、いやなことや、悲しいことや、つらいこともあります。

それでも、一日一日を大切に生きていくことによって、

人生というものは豊かになるのだと思います。…”

 

くすのきしげのりさんのメッセージからの一部抜粋です。

 

小学生の頃にこんなお手紙読みたかったなあ。

 

(全文は、長岡ベンチャークラブさんのブログで読むことが出来ます。)

長岡ベンチャークラブさんのブログ ⇒こちら

 

 

 

            (絵本『LIFEライフ』より)

 

 

 

 

 

zuiunsya * - * 14:10 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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